管理図(2級)
3級でもシューハート管理図は学んだが、2級の管理図は学習範囲が多岐に渡る。
3級ではX-R管理図を学んだが、2級ではc管理図、np管理図、X-Rsなどが加わる。
それぞれ計算そのものは複雑ではないが、計算式が異なるため、計算方法を学習しておく必要がある。
計算方法さえしっかり覚えれば、2級の管理図はしっかり点が取れるため、キチンと準備をしていく必要がある。
2級において、個々の管理図は何を扱う管理図か抑えると、勝率は上がる。
大枠として計量値を扱うのか、計数値を扱うのかを知ること。
具体的には下表の内容を把握すると良い。
データの種類 | 管理図の種類 | 理論分布 | ||
---|---|---|---|---|
計量値 | 重さ、長さ、時間、 強度、成分、収率、 純度など |
平均値と範囲 | X-R管理図 | 正規分布 |
中央値と範囲 | Me-R管理図 | |||
平均値と標準偏差 | X-s管理図 | |||
個々のデータと移動範囲 | X-R管理図 | |||
計数値 | 不適合品率 | n(サンプルサイズ)が一定でないとき | p管理図 | 二項分布 |
不適合品数 | n(サンプルサイズ)が一定のとき | np管理図 | ||
不適合数 | 欠点を調べる範囲が一定 | c管理図 | ポアソン分布 | |
単位当たりの欠点数 | u管理図 |