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源流管理と後工程はお客様

〚設計品質と製造品質〛の項目では顧客の要求に沿えるよう、品質を設計することが大事であると述べた。
設計は謂わば後ろの全ての工程に影響する重要な部署であり、設計が悪いと製造の品質も悪くなってしまうと言えよう。

大抵の工場では製造を行った後(出荷前)に検査をするが、検査で不良になった物は言うまでもなく廃棄され、そこに掛かった費用は無駄になってしまう。
こうした無駄を減らすためには、製造よりも前の段階、例えば原料/材料や設計段階でと、早い段階で不良品を発生させないための取組が必要になる。

製造よりも前の材料、その前の段階の設計と言う具合に、製造の前の段階からプロセス管理することを源流管理と呼ぶ。
また、別の呼び方には川上管理とも言われるが、この考え方とセットで覚えた方が良いのは「後工程はお客様」と言うものだ。

源流にいる人間の仕事の結果は下流工程にいる人間が影響を受けるため、品質管理に於いては自分の作業によって影響を受ける人全てをお客様と考えた方が良いと言うことである。
埼玉の町工場に就職した時、自分より後の工程の人はお客様と考えて仕事をしろと言われたものだ。
製造の後には検査が待つが、不良品が多いと検査の人の負荷が上がるし、検査の後は本当にお客様の元に出荷されてしまうのであるから、源流にいる人ほど「後工程はお客様」と考えて仕事をしないと、良いものは造れないのである。

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